美容看護師に転職すると接遇スキルが求められる?
美容看護師に転職する際には、接遇スキルというものが求められます。
これは一般病棟勤務の看護師とは異なる部分で、美容看護師への転職だからこそ接遇スキル求められるのです。その場面として挙げられるのは、接客・カウンセリング・美容品の販売などです。
「接遇スキル」というワードだけ聞けば何だか難易度が高いように感じてしまいますが、基本的には心を込めて患者さん(お客さん)に接すれば良く、そんなに難しく考えすぎる必要はないかと思います。
美容看護師として働く際に意識したいポイントをまとめていきますので、参考にしてみてくださいね。
目次
美容看護師に転職!接遇スキルUPのポイント①
「どんな時も笑顔を忘れずに」
これはどんな職業にも当てはまることかと思いますが、特に医療の現場では患者さんに安心感を与えるためにも必要なことでしょう。美容クリニックを訪れる患者さんは健康上こそ問題がないものの、自分の容姿に悩みを抱えて精神的に不安を抱いているはずです。
安心して施術や手術を受けてもらえるように、前向きな気持で診療を終えてもらえるように、笑顔はどんな接客スキルよりも大切なものだと思いますので、疲れているときでも忘れることのないように意識しましょう。
美容看護師に転職!接遇スキルUPのポイント②
「どんなに取り繕うとも本音は必ず相手に伝わるということを頭に入れましょう」
美容クリニックでは、自由診療という性質上、クリニックごとの目標値が設定されている場合も少なくありません。この目標値を意識する余り、焦りや不安が接客に出てしまうこともあるでしょう。いくら笑顔で接客しようとも、このような心理は必ず患者さんに伝わってしまいます。
自分自身も良いと思える商品や施術は、自然とおすすめしたい気持ちが相手に伝わるはずなので、心の底から良いと思ったものを提案できるように、様々な知識と経験を持って患者さんに接することができるように尽力しましょう。
美容看護師に転職!接遇スキルUPのポイント③
「前向きな気持ちで患者さんに接しましょう」
これも笑顔と同じくらい大切なことですが、患者さん以前に美容看護師である自分自身が「美容」に興味を持ち好きだという気持ちを持つことが、良い接客への近道です。このような前向きな気持ちが根底にあれば、必然的に新商品を試してみたり施術について調べてみたりするはずです。自分が実際に良いと思ったものをおすすめすれば、患者さんにもその良さは自然と伝わることでしょう。
美容看護師に転職!接遇スキルUPのポイント④
「見た目の清潔感も抜け目なく」
美容クリニックを訪れる患者さんは、「美しさ」を求めてやってきます。
そういったニーズに応えるべき人に清潔感がなければ説得力がありませんよね。
容姿端麗という程きれいである必要はありませんが、肌・髪・爪など自分の手入れ次第で良くなる部分に関しては、良い見本としてきれいにしておく必要があるでしょう。
美容看護師に転職!接遇スキルUPのポイント⑤
「相手にあった臨機応変の言葉遣いや接し方を」
一般的な病院勤務の看護師では、親しみやすさや安心感を与えるためにも友達や家族のように馴染みやすい言葉遣いをすることが多いです。
一方で、保険適用外の自由診療である美容クリニックでは、わざわざ高い診療費を払ってまで悩みを解決するために訪れる患者さんに対しては「お客さん」として接するのがベターです。より高い接遇スキルが求められる美容クリニックでは、基本的には丁寧な言葉使いが良いですが、中でも若めのお客さんの場合は、親近感のある話し方のほうが馴染みやすいかもしれません。年齢層が高く富裕層のお客さんの場合は、やはり丁寧な言葉使いがベターです。
このように相手に合わせた臨機応変の言葉使いも大事な接遇スキルと言えるでしょう。
また、相手によって「話を聞いてもらいたい」「静かに過ごしたい」など、求める接し方も異なります。
その辺の細やかな配慮も美容看護師の接遇スキルアップには欠かせません。
美容看護師に転職!接遇スキルUPのポイント⑥
「聞き上手になろう」
美容看護師にとって、カウンセリング業務はとても大切な役目です。
色々な施術や商品を提案することが求められる一方で、提案してばかりでは押しつけになってしまいます。
まずは、相手がどんな悩みを抱えているのか、相手が安心感を持って信頼してくれるまでしっかりと話を聞き取りつつ、気持ちに寄り添います。その上で、本当におすすめしたいと思えるものを丁寧に伝えることが大切です。
接遇スキルはどうやって習得したら良いのか?
美容看護師に転職後、接遇スキルを上手に身につけるためにはいくつかのポイントがあります。
①研修制度を利用する
美容クリニックの中には、新人研修として入職後の何日間に研修を行ってくれる所もあります。全てのクリニックではないので、求人内容をよく確認しましょう。特に美容脱毛を行うクリニックでは、美容未経験の看護師も積極的に採用している傾向にあるので、美容皮膚科や美容整形外科に比べて研修制度を取り入れている可能性も高いですよ。
②先輩・他院スタッフ・他業種スタッフを見て学ぶ
身近に良い手本はたくさんいます。同じ職場の先輩はもちろん、他院のスタッフも参考になるので、患者さんとして訪れてみるのも一つです。また、接遇スキルという点では、他業種のスタッフも学べる部分が多いはずなので、普段サービスを受けている場所でよく観察してみるのもおすすめですよ。
いかがでしょうか?こうして見てみると、美容看護師にとって大切なスキルというのは小難しいものではなく、心の底から美容が好きだと思って仕事をする、という基本的なところにあるのだというのが分かりますよね。それさえ根底にあれば笑顔で前向きに働くことができますし、患者さんにも自然に伝わるのだと思います。