歯科看護師として働くことのメリットデメリットとは?
歯科看護師として働くことのメリットデメリットはどんなものがあるのでしょうか?
看護師には様々な就職先がありますが、中でも歯科看護師として働くことのメリットデメリットは特徴的なものが挙げられます。
大まかにメリットを挙げるならば、勤務スタイルやメンタル的にも安定して働くことができるという点で、デメリットは歯科という特殊な科であることから他の科に転職したいなと思っても、応用がきくような看護経験を積むことができない所にあります。
本編ではより具体的な内容をお話していきますので、歯科看護師という職業に興味がある人はぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
歯科看護師として働くことのメリット①勤務スタイルやメンタル面でも安定して働くことができる
歯科看護師が勤務する歯科口腔外科は、外来医院であることがほとんどであるため夜勤がありません。業務内容は、歯科医師の診察補助だったり問診や受付対応であることから、診療時間が終われば残業を求められるようなこともほとんどないでしょう。
また、歯科口腔外科に来院する患者さんは、命に関わるような重大な疾患があるわけではないため、急変や死亡のリスクがほとんどなく、その点で看護師にかかる精神的な負担はさほど多くありません。
以上の2点から、歯科看護師になれば色々な面で安定して勤務することができ、プライベート時間も有意義に過ごすことができるでしょう。
歯科看護師として働くことのメリット②私生活にも活きるような専門知識が身に付く
歯科口腔外科で習得する口腔ケアや予防についての知識は、看護業務に限らず私生活で誰でも知っていたほうが良い内容になります。特に小さなお子さんがいたり家族の介護が必要な人にとっては、私生活でも活用できる専門知識となることでしょう。
歯科看護師として働くことのメリット③歯科口腔外科は未経験の看護師でも採用されやすい
歯科口腔外科で必要なスキルは、専門機器の取り扱いなど看護師ではない歯科助手さんでもできるような内容であるため、科の経験がなくても入職後に習得できます。看護師経験がまだ足りずに自信がないといった場合でも、職場に馴染みやすいのがメリットと言えるでしょう。
また、外来医院ではなく総合病院・大学病院などに入っている歯科口腔外科に勤務する場合は、逆にオペ対応や入院患者さんの介助など病棟経験が活かしやすく、経験者が優遇される傾向にあります。
歯科看護師として働くことのデメリットとは?
・特殊な診療科であるため基本的な看護経験の習得が難しい
歯科看護師が勤務する歯科口腔外科では、専門機器を用いての治療や口腔ケア方法の指導などの業務内容が主であるため、患者さんのバイタルチェック・点滴・採血など看護師に必要な基本的なスキルを身につけることが難しいです。
特に外来医院やクリニックに勤務する場合は、受付業務や電話応対など歯科助手が行うような業務も行うため、特にこのデメリットを感じやすい環境にあるでしょう。
よって、看護師としてどの科にも通用するような基本的スキルを身に着けたいと思っている人には、歯科看護師という職業は合わないかもしれません。
いかがでしょうか?看護師の中でも歯科看護師という職業はメリットデメリットともに、特徴的なものが挙げられました。興味のある人は、自分に合っているかどうか慎重に吟味してみてくださいね。