看護師の転職活動において併願はOK?NG?
看護師の転職活動において併願はOKなのでしょうか?それともタブーなのでしょうか?
結論から言うと、看護師の転職活動の際には併願を禁止するような規定はなく、むしろ2~3社ほど併願するのが一般的ですし、以下のようにメリットも多くあります。
・併願の方が効率的
・面接の経験を次の機会にも活かせる
・転職活動をしながら病院の内情を知ることもある
ただし、書類や面接準備・スケジュール管理が大変になったり、内定がかぶった際には辞退の連絡をする必要があることなどデメリットもいくつかあります。
それでも総合的に考えれば、看護師の転職活動において併願は積極的に行ったほうが良いと言えるでしょう。
本日は看護師の転職活動における併願についてお話していきたいと思います。
目次
看護師の転職活動では併願が一般的!そのメリットは?
・併願の方が効率的に時間を使うことができる
・前の面接の経験を次の機会に活かすことができる
・転職活動をしながら病院の内情を知ることもある
数ある病院の情報や内部事情をHPや求人票だけで判断するのはとても難しいですよね。実際面接時に足を運んでみて雰囲気を感じたり、転職活動中に各病院についての情報を知ることもあります。いくつかの病院を併願していた方が自分に合った所を比較検討しやすいので、逆にひとつだけで決めてしまうよりも併願のほうが良い病院を見つけやすいのではないかと思います。
看護師の転職活動では併願が一般的!そのデメリットは?
・各応募先ごとに異なる内容の書類や面接準備を同時に行う必要がある
・スケジュール管理が大変
・内定がかぶった際には辞退の判断や連絡をする必要がある
看護師の転職活動!現職に継続勤務しながら行うメリットは?
・在職中という余裕があったほうが心にゆとりを持って転職活動を行える
・現職をきちんとやり遂げてから転職しようという責任感のPRになる
・無職の期間を作らないことにより各種保険の引き継ぎ手続きが不要となる
看護師の転職活動!現職に継続勤務しながら行うデメリットは?
・現職が忙しいと負担になって転職活動が中々進まない
採用の可能性を上げるには、漠然とした志望動機ではなく、その応募先だからこそ働きたいという思いを伝えなければなりません。併願であれば同時に複数の病院について考えたり把握しておかなければならないため、大変にはなります。併願だからといってありきたりな志望動機を伝えて採用側に見抜かれてしまえば、本末転倒ですよね。
また、病院によっては面接時にその場で採用を伝えられることもあります。その場での返事を求められた時、第一希望であればOKするだけですが、第二希望以降の病院であれば返事は難しくなってしまいますよね。
現職を継続しながら転職活動を行う際の流れとは?
①求人を探し始める(約3ヶ月程度前頃から&転職エージェントを利用するのがおすすめ)
②求人に応募する(約2ヶ月程度前頃&有給消化をする場合はこの時期から)
③内定が決まったら退職願を出す(約1ヶ月程度前だと引き継ぎなどがスムーズ)
④退職に伴う引き継ぎ業務を行う&次の就職先の準備も始める(提出書類の準備や健康診断の受診など)
⑤退職日を迎えたら挨拶回りをして各種手続きも済ませる
面接時における併願についての受け答え方は?
面接時に併願であることを伝えて良いのか迷うことがありますよね。しかし、併願であることを伝えるのはむしろプラスに働く可能性も高いのです。例えばA社の内定をすでにもらっている状況であればそれを伝えることで自分が貴重な人材であることのアピールにもなります。
ただし、看護師の転職活動であるにも関わらず他業種の併願を行っている場合は、軸がぶれている人だという印象を持たれてしまうので、よほど正当な事情を説明できない限りは伏せておいたほうが良いかと思います。
複数院から内定をもらった時の辞退方法は?
もしも、複数の病院から内定をもらった場合、働くことができるのは一つしかないので、内定辞退を伝える必要が出てきます。転職エージェントを利用している場合は担当者にありのまま事情を伝えるだけで、内定辞退の連絡は転職エージェント側で行ってくれるので、問題はありません、
もし独自で病院とやり取りしていた場合は、必ず連絡を入れるようにしてください。その際「面接の機会をもらったこと」「内定をもらったこと」「辞退させてもらうこと」について感謝とお詫びの気持ちをしっかりと伝えるようにしましょう。
いかがでしたか?転職活動はとても労力のいるものですが、働いてからのほうがずっと長く関わっていかなかければならない相手になるので、手間を惜しまず自分に合った職場を見つけるように尽力しましょう。この際、併願は多すぎず少なすぎない2~3社程度に留めておくのが効率的かと思います。