美容看護師に転職したいけど、新卒看護師の新人採用は厳しいって本当？
美容看護師に転職したいけど、新卒看護師の新人採用は中々厳しいという話もあって踏み出せない人もいるかと思います。
実際に、看護師資格を取得して美容看護師へ転職したいと試みても、新卒者の新人採用は中々ないようです。しかし、そのような場合でも美容看護師を目指すことは可能です。それは、「大手美容クリニックに的を絞る」ことです。
せっかく美容看護師になりたいという気持ちがあるならぜひトライしましょう。
本編にてより詳しくお話していきますので、参考にしてみてくださいね。
目次
美容クリニックは経験者優遇って本当？
美容看護師が勤務する美容クリニックでは、点滴や採血などをする機会が多いことと、手術を行うクリニックであれば手術室の介助も行うことになるため、そのような臨床経験がある即戦力が優遇される傾向にあります。
よって、新卒看護師よりは病棟での勤務経験があって、点滴や採血はもちろんのこと、手術室での経験だったり病状が急変したり食欲不振・不眠など様々なケースに対応した経験のある看護師が、採用されやすいのは言うまでもありません。
美容看護師に転職したいと試みた新卒者が新人採用を狙うためには？
上記でお話した通り、臨床経験のある看護師でないと美容看護師への転職は中々厳しいものがあります。とはいえ、可能性がゼロというわけではありません。求人数は多くはないかもしれませんが、大手美容クリニックでは新卒看護師を育てるための研修制度が充実しているため、新卒採用を積極的に行っている場合もあるからです。
大手美容クリニックなら新卒者の採用もある理由とは？
より具体的に、大手美容クリニックの新卒採用について見ていきましょう。
大手美容クリニックでは、研修期間を十分にとっています。看護師免許を取得している以上は基本的な知識はあるはずなので、そこにプラスして美容医療に関する知識を覚えられるような研修システムです。
プリセプター制度といった直属の先輩を教育係として設けることにより1対1の効率的な指導も行っています。プリセプター制度と類似したものでOJTという制度も存在します。
このように大手クリニックでは様々な新人教育システムを取り入れて、クリニック側としては独自のやり方を看護師に覚えてもらい、看護師側としては新卒であっても採用の幅が広がるといったメリットを生んでいます。
美容看護師に新人採用で入職することのメリットデメリットとは？
「メリット」
①美容看護師として求められるスキルを効率的＆集中的に得ることができる
美容看護師として求められるスキルは特殊なものが多いため一般病棟に勤務しても学べるものではありません。具体的には、専門機器を使った施術や接客スキル、マーケティングスキルなどです。これらをいち早く習得して現場で活かしたいと思うなら、最初から美容看護師として美容クリニックで働く方が効率的です。
②若いうちのほうが吸収が早い＝美容看護師の特殊な業務内容を覚えるのも早い
これに関してはどんな職業にも当てはまることかもしれませんが、新たな職場で働く際には経験や知識が活かせる一方で、新しい考え方ややり方がすんなり入ってこない可能性も否めません。その点、まだクリーンな状態の新人採用であれば色々な知識や技術を吸収しやすく柔軟に対応することができるとも言えるでしょう。
③美容看護師としてより長く活躍することができる
美容看護師は若い人が優遇されやすいという特色もありますし、早くから働いていれば若い内に役職につける可能性も高くなるでしょう。そうなればある程度年齢を重ねたとしても、現場で活躍することができますよね。美容看護師として働きたい意志が固いのであれば、いくらでも早い方が良いはずです。
④美容看護師という特殊な仕事にも抵抗なく馴染むことができるためやりがいも感じやすい
これまでお話してきた通り、美容看護師は特殊な職業であるため一般的な病院から転職をした際、馴染むのに時間がかかる可能性もあります。その点、まっさらな状態で働き始めれば、美容看護師としてのやりがいを純粋に感じやすいというメリットがあります。
「デメリット」
①新人研修制度を行うクリニックもあるが数は多くはない
①新人研修制度を行っているクリニックは、大手美容クリニックなど限定的で数は決して多くはなく、特に小さな個人経営のクリニックではあまり行っていないケースが多いです。
②新人採用を行っている美容クリニックは多くはない
②美容看護師の求人は最低でも臨床経験1～3年以上など、経験者優遇の場合が多いです。新人研修制度を併用しながら新人採用を行っているクリニックもいくらかはありますが、一般的な病院に何年か勤めて美容クリニックを目指すという道も一つではあります。
③特殊なスキル習得が多く看護師としての基礎スキルの習得はしにくいため一般病棟への転職が不利になる
美容クリニックで一生働き続けるという確固たる意志がある人は良いですが、そうではない場合、美容看護師としてのスキルは一般的な病院では活かすことが難しく、そちらへ転職したいと思った時に苦労するリスクもあります。美容看護師という職業は特殊ではありますが、その分やりがいもある素敵な職業でもあるので、いずれ目指すとしてもある程度の将来設計を考えてから、進む道を決めたほうが良いかもしれません。
いかがでしょうか？基本的には臨床経験のある人が優先される傾向にある美容看護師という職業ですが、研修制度の整った大手クリニックに的を絞ることで、新卒看護師であっても採用は可能です。何より、美容に対する熱意があることが大切なので、せっかく美容看護師という仕事に興味を持ったなら諦めることなくトライしてみることをおすすめします。
