美容看護師に転職したら営業ノルマがあるのは本当？

美容看護師に転職すると通常の看護師と違い、営業ノルマが課せられることがあります。
営業経験がなく美容看護師に転職する方も多いと思いますが、営業ノルマはコツを掴めば達成しやすくなります。
商品を理解し、患者さんの悩みを真摯に聞いてそれに合った商品を勧めるのがコツです。
また、先輩のやり方などをお手本にして自分なりにアレンジしていくのもノルマ達成への近道となります。
今回は美容クリニックの営業ノルマの達成方法についてご紹介していきます。

美容クリニックの営業ノルマはどういうもの？本当にあるの？

美容クリニックには営業ノルマがあると言われていますが、本当かどうか気になるのではないでしょうか。
実際は個人のノルマがある美容クリニックは多くありません。
美容クリニックによって異なりますが、大きく分けると「個人ノルマ」「美容クリニック店舗全体の売り上げ目標」「ノルマなし」と3つのタイプがあります。

店舗全体に売り上げ目標がある美容クリニック

施術をしたお客様に別メニューや追加メニューなどをお勧めしたり、コスメをお勧めして購入してもらうなどで、店舗全体の売り上げに貢献します。
個人ノルマがないからといっても、売り上げが良くなければ責任者からプレッシャーがかかる場合もあります。
売り上げ目標がなくてもインセンティブのある美容クリニックでも同じ事がいえるでしょう。

ノルマがない美容クリニック

美容看護師にノルマが課せられていないクリニックもあります。
その場合、代わりにカウンセラーにリピーターの獲得、コスメの販売などノルマが課せられていることがあります。
ノルマがないので、基本給は高めに設定されていますがインセンティブはつきません。

個人のノルマが課せられている美容クリニックは多くはありませんが、一般の病院と違い自由診療なので企業のように利益を上げなければなりません。
ノルマは指標として捉え、達成できるようにスタッフ全員が精いっぱい頑張りましょう。

美容看護師への転職者が営業ノルマを達成させるには

美容看護師であってもコツを掴めば難しくありません。

自社、他社どちらの商品も理解する

営業を実践するためには施術や商品について幅広く理解をしていなければ、患者さんにも勧められません。
患者さんに「この看護師さんはしっかりした知識がある」と思ってもらえば「この人が勧めてくれるものは間違いない」と納得してくれます。
美容クリニックで販売されている化粧品などは多くの場合、一般の化粧品よりも割高である場合が多いです。
そうなると「この化粧品にお金を費やしても惜しくない」と思わせるような説得力のある説明が必要なのです。
説得力のある説明をするためには商品の知識がないとできません。
そのためにも日頃から自社製品だけではなく、他社製品まで幅広く且つ深い知識を取り込んでおきましょう。

患者さんの悩みを聞く

患者さんがどのような悩みを持って来院したのか話をじっくり聞きます。
良かれと思って患者さんの話を聞く前に指摘をする美容看護師がいますが、これは患者さんが不愉快な思いをするのでやめましょう。
先に指摘ばかりすると「この美容看護師に見てもらうと欠点ばかり言われるからこの美容クリニックはやめよう」と思ってしまうからです。
先に患者さんの悩みをしっかりと聞いたあとで、ほかの施術などの提案を行うようにしましょう。

人間性を磨く

容姿が端麗でも冷たい雰囲気の美容看護師よりも、普通の顔立ちでも雰囲気の良い人であれば患者さんも好感が持てます。
雰囲気美人は自分の努力次第で手に入れられるので努力を怠らないようにしましょう。

美容クリニックでノルマを達成するためには

いきなり大きな目標にやみくもにとりかかろうとしてもなかなか目標を達成できません。
営業ノルマを細かく分けて具体的に行動に移すことが大切です。
一日一日の目標を確認できるようにメモを取り、細かな目標を立てていきましょう。
また、営業ノルマを達成している先輩の真似をするのが一番効率が良く早い方法でもあります。
さらに自分なりに改善していけば能力を発揮できることでしょう。

営業ノルマがない美容クリニックも

それでも営業ノルマで気が重いというならば、営業ノルマがない美容クリニックを視野に入れて探すといいでしょう。
ただし、営業ノルマがあるところより若干給与は低めですが、一般的な病棟で夜勤を行うのと同じかそれ以上の給与が設定されています。
営業が苦手な方は、営業なしでストレスなく働くことをおすすめします。

まとめ

通常の看護師だと営業ノルマはありませんが、美容看護師の場合ノルマを課せられるケースもあります。
ノルマを達成するためには、商品を理解し、患者さんの悩みに耳を傾けて商品を勧めましょう。
また、ノルマを達成している先輩をお手本にしながら自分なりのやり方も考えていきましょう。