美容看護師に転職するデメリットってあるの?
美容看護師に転職するとメリットはもちろんデメリットも少なからずあります。
美容看護師に転職することのデメリットは以下のようなものが挙げられます。
・美容看護師としてのスキルは病院勤務の看護師としては活かしづらい
・土日祝日に休めない
・施術件数や物販数の目標値が設定されている場合もある
・医学や美容の知識を習得することが難しい
・クレーム処理をしなければならない時もあるorクレームに悩むこともある
ただし、これらは見方によってはメリットにもなりえるものですし、美容看護師としてのやりがいなども含めて総合的に判断することが大切です。
美容看護師への転職を考える上でおさえておきたいポイントをまとめていきますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
美容看護師が働く美容クリニックとは?
美容クリニックと一言で言っても美容外科と美容皮膚科では内容が異なります。大きなところで言うと「手術の有無」です。美容外科は美容整形のための手術を行うため、クリニックによっては入院設備を兼ね備えていたりと、美容看護師としての仕事も難しく大変な部分もあります。一方美容皮膚科では、手術を伴う治療がなく、レーザーを用いたシミやニキビの治療・脱毛などがメインなので、看護師としての注射や点滴のスキルさえあれば働くことが可能です。
美容看護師の仕事内容は?
美容クリニックでの看護師の仕事内容は以下のようなものがあります。
・受付や電話応対
・カウンセリング
・注射や点滴
・レーザー機器や美顔器を用いた施術
・美容機器の滅菌作業
・院内清掃
・手術のサポート(美容外科のみ)
こうして見てみると、病院勤務の看護師にはないような仕事も含まれていますよね。
また、カウンセリングなどで患者さんに寄り添っていく中で必要な施術・化粧品などをおすすめしていくことが求められ、その点の業務成績によってインセンティブが加算される仕組みも美容看護師特有のものになります。
美容看護師に転職するデメリットとは?
冒頭でもお伝えしましたが、美容看護師に転職するデメリットは少なからずあります。
例えば以下のようなもの・・・
・美容看護師としてのスキルは病院勤務の看護師としては活かしづらい
→病院勤務の看護師業務とは異なる部分が多い美容看護師の仕事、ここで得たスキルを例えば再度病院勤務に戻った際には活かすことができないデメリットがあります。とはいえ、これに関しては美容看護師として継続して働き続ける上では特に問題のないことですし、例え辞めたとしても異業種に転職するといった風に割り切れば一般的にはよくあることなのではないでしょうか。
・土日祝日に休めない
→美容クリニックの繁忙期は世の中が休みの時にあるので、土日祝日・盆正月・GWなどの長期休みには休みを取得しづらいといったデメリットはあるでしょう。この点についてはメリットや自分のやる気も踏まえてよく比較検討した方が良いでしょう。また、クリニックによっても勤務条件は異なるので、その点は事前にしっかりと確認しておきましょう。
・施術件数や物販数の目標値が設定されている場合もある
→美容クリニックではカウンセリングなど患者さんと接する中で施術や商品についておすすめしていくという特徴があります。クリニックによってはこの点に関する目標数が設定されている場合もあります。これがモチベーションに繋がる人にとってはむしろ給料面にも反映されるためプラスになるでしょう。もし、自信がないといった場合でも患者さんにとってのベストに影響すると考えれば、そんなに特別なことをしなければならないこともないと思いますので、そこまで悲観する必要はないかと思います。
・医学や美容の知識を習得することが難しい
美容看護師という職業は医学だけでなく美容についての知識もダブルで習得する必要があります。これらを習得するために、特に大手クリニックなんかでは研修制度がしっかりと整っている場合が多いですが、これだけでは足りず自宅に返ってからの予習復習が必要となる可能性もあります。
また、サービス業という要素も大きく含む美容クリニックでは、少しのきっかけでクレームにつながってしまう場合もあるので、患者さんへの接し方やマナーについてもきちんと勉強することが求められるでしょう。
・クレーム処理をしなければならない時もあるorクレームに悩むこともある
保険適応外の自由診療が基本の美容クリニックでは、患者さんは高額な施術費を払ってコンプレックスなどの解消を求めてやってきます。高いお金を払う=それ相応の結果を求めているわけですから、イメージしていたものと違ったりしたときにはクレームに繋がる可能性もあるのです。
そんな時にクレーム対応するのも美容看護師の大切な仕事の一つとなります。研修段階でクレーム対応などについては勉強するはずなので、マニュアルに沿ってきちんと対応できることが求められるでしょう。
美容看護師はこんなひとにおすすめ!
上記のことを踏まえて、美容看護師という職業は「人と接することにやりがいを感じる人」「美容に関する興味関心が高い人」に向いていると言えるでしょう。
デメリットはどんな職業にもあるものですが、やりがいやメリットも加味して総合的に判断してみてくださいね。