美容看護師の就職先ってどんな種類があるの？
美容看護師の就職先は、いくつかの種類に分けられます。
美容看護師の就職先の種類を大きく分けると以下の2つが挙げられます。
・美容外科
・美容皮膚科
「美」を追求する場としては共通する2つですが、施術項目やそこで勤務する看護師の業務内容には異なる部分も多いです。
本日は美容看護師の勤務先を2つの種類に分けて詳しくお話していきたいと思います。
目次
美容看護師の勤務先「2つの種類の違いとは？」
架空の看板です
美容看護師の勤務先として挙げられる大まかな場所は「美容外科」と「美容皮膚科」になります。
これらは両方とも「美」を追求するために患者さんが訪れる場所であることから共通する部分もありますが、提供する施術内容や勤務する看護師の業務内容には異なる点も多いです。
提供する施術内容の違い
「美容外科」→外科的手術をメインとして行う容姿を整えるための場所
・二重形成術
・隆鼻術
・脂肪吸引
・レーザー治療（あざ消しなど）
・プチ整形（コラーゲンやヒアルロン酸注入など）
・豊胸術
「美容皮膚科」→メスを用いない表面的施術をメインとして肌にフォーカスした美を提供する場所
・外用薬内服薬やサプリメントを用いた治療
・レーザー治療や注射を用いた治療
・美肌
・脱毛
・アンチエイジング
・シミシワたるみの改善
美容看護師の業務内容の違い
「美容外科」
・術前術後の準備
・術前術後の患者フォロー
・手術中の医師の補助
「美容皮膚科」
・注射や医療機器を用いた施術
・施術前後の患者フォロー
上記から見ても分かるように、美容看護師の仕事は患者さんのフォローは基本的に行いますが、手術のある無しで業務内容も大きく異なります。
美容外科は手術をメインとして行うことから、医師との連携がとても大事になりますし、手術室経験がある人が優遇されます。
一方で美容皮膚科は、一般診療科ほど多くの種類ではありませんが専門的な医療機器を用いた施術がメインとなります。また、患者さん一人あたりの通院期間も多く長くなるため、コミュニケーションスキルが求められるといった特徴があります。
2つに共通すること
美容看護師としてどちらのクリニックに勤務したとしても、必須になる大切な業務内容があります。
それは「カウンセリング」と「診療補助」の2つです。
この2つは、保険適用外の自由診療、サービス業的な要素が強い美容クリニックにおいて、とても大切な業務になります。
施術にかかる費用や期間、時間、施術後のイメージなどをしっかりと伝えて、患者さんの不安を取り払うと共に、高い料金を払ってまで行う施術に対して納得の行くように診療を進めていく役割を担います。
この部分がうまく機能していないと、施術後に少しの行き違いで患者さんからのクレームが発生してしまう可能性も出てくるので、怠ってはなりません。
また、診察前のカウンセリングの内容次第で、医師の診察もスムーズに進むため、橋渡し的な意味でもとても重要な仕事になります。
いかがでしたか？美容看護師は、一言で言っても勤務先によって業務内容に大きな違いがありました。つまり、適性も勤務先によって異なってくるということです。どちらが自分のニーズに合っているのか、しっかりと情報収集すると共に比較検討してみてくださいね。
