美容外科看護師は新卒が採用されることはあるの？

2021.08.13転職情報

美容外科に勤務する美容看護師は、転職だけではなく新卒で採用されることはあるのでしょうか。
美容外科の中には、看護師を新卒で採用するところもありますが、基本的には臨床経験を積んだ人を採用するケースが多いようです。
その理由は、美容クリニックでも採血や点滴などの看護スキルが必要なことも多く、また外科手術を行うクリニックであれば手術室勤務経験のある人は即戦力として重宝されるからです。

美容外科看護師は新卒が採用されることはあるの？

美容外科看護師になるには、選択肢は限られてしまいますが、大手美容クリニックであれば転職だけではなく新卒採用を実施しているところもあります。
大手美容外科クリニックが看護師を新卒でも採用できるのは、大手ならではの独自の新人教育システムを確立しているからです。

研修期間を設けている

大手美容外科クリニックによって、教育内容は異なりますが、看護資格を取得した新卒の人が仕事を覚えられるようになるまで十分な研修制度を設けているところもあります。
基本的な看護知識は身についているので、研修を行うことで美容クリニックにおいて必要な研修を積ませることができます。

プリセプター・OJT制度を設けている

1対1で指導を行うプリセプター制度を設けることによって、直属の先輩が教育係として仕事を教えてくれます。
また、プリセプター制度の一つである OJTと呼ばれる制度を導入しているのも大手美容クリニックの特徴です。
これは日々の業務の中で、仕事をしながら教育を行う新人教育という形です。大手美容外科では、これまで看護師としての臨床経験のない新卒の人に対し、クリニック独自のやり方を習得してもらえることがメリットとなります。

美容外科で働く看護師には臨床経験が求められる

とはいうものの、大手以外の美容外科では、看護師に対してある程度の臨床経験が求められるため、新卒の人は採用されないことがほとんどです。
それは、美容クリニックが即戦力を求めていることに由来します。
点滴や採血などの看護スキルはもちろんのこと、手術室経験があれば美容クリニック側も歓迎する傾向にあります。
さらに、食欲がない・眠れないといった症状を訴える患者さんへの対処や、体調が急変した患者さんへの対応も看護の範疇とされるため、たとえ美容医療に特化した現場といえども、臨床経験を積んだ看護師の方が重宝されると言えるでしょう。