美容看護師への転職、履歴書は何が重要?

美容看護師に転職するときの履歴書では、志望動機や自己PRが重視されます。そのため、美容看護師に転職したい志望動機をどのように履歴書に記載しなければならないか、事前に把握しなければいけません。しっかりとした志望動機をもつためには、仕事への熱意、希望の美容クリニックの特徴、自分の強みを理解しておくことが大切です。

書類選考で、ほかの応募者と差をつけて書くにはどうしたらいいのか、好印象を与えやすい志望動機の書き方をご紹介していきます。

履歴書を書く前に

履歴書を書く前に気を付けておきたいポイントがいくつかあります。

時間に余裕をもって作る

丁寧に作成された履歴書は良い印象を与えます。急いで作成した履歴書は記入ミスをしやすくなるので、時間に余裕をもって作るようにしましょう。

応募企業向けの内容にする

応募先の企業が求めている人材を理解し、そこで活かせる職歴をアピールすることが重要です。合わせて志望動機も応募企業向けの具体的な内容になるよう考えましょう。

自分をアピールしやすい項目の履歴書を選ぶ

一言に「履歴書」といっても記入スペースやサイズには、さまざまな種類があります。
履歴書を選ぶ際には自分をアピールできる履歴書を選びましょう。
例えば、前職の経験が大いに活かせる職種であれば職歴欄の大きいもの、職歴があまりなければ志望動機や自己PR欄が大きいものなどを選ぶといいでしょう。

見直しは必須

履歴書に誤字・脱字などの記入ミスがあると仕事でもミスが多いのでは?と思われてしまう可能性があります。作成が終わったら必ず見直しをしましょう。

履歴書の書き方とは

履歴書にはいくつかの項目があります。各項目の書き方のコツについてご紹介していきましょう。

日付

郵送での提出日、持参する場合は持参する日を記入します。
年は元号が一般的で、月だけではなく日にちも忘れずに記入しましょう。

氏名

名前を書くスペースはほかより広めです。スペースに合わせて書きましょう。
ふりがなは書式に合わせ、「ふりがな」であれば平仮名、「フリガナ」であればカタカナで記入します。

写真

3か月以内に撮影したもので社会人らしく身なりを整えた姿で撮影したものを使いましょう。
サイズは履歴書の写真の部分のサイズに合わせます。
写真の表情は笑顔になりすぎず、柔らかい表情になっているかがポイントです。

学歴

中途採用の場合は高校の卒業から記入し、高校なら普通科などの学科名、大学ならば学部まで記入します。
また、留学経験があれば留学先、期間なども明記します。

職務履歴

職歴は転職の場合、とても重要視される項目です。
会社名は正式なものを記入し、年を追って所属部署、担当などを書いていきます。
できるだけ職歴の豊富さをPRしましょう。
職歴は別途で提出する「職務履歴書」に繋がるように書くことも大切です。

資格

看護師免許のほかにも志望先が募集要項で求めている資格や、業務に関する資格があれば記入します。
業務に関係なく取るに足らない資格を記入するのは良い印象を与えないので考えて記入しましょう。

趣味・特技

業務に関係する趣味がベストですが、関係がないものでも人間性などの参考にされることがあります。
また、面接官との話の掴みになることもあるので記入しておきましょう。

本人希望欄

給与や休日などの労働条件を記入しがちですが、最も適切なのは「貴社の規定に従います」です。
どうしても伝えたい希望があればこの欄には記入せず、面接時に事情を話して相談しましょう。

提出する際のマナー

封筒は白封筒を選び、履歴書の書類を折らずに入れられる封筒を選びましょう。
封筒だけだと中の書類が折れ曲がることがあるので、クリアファイルに入れるようにするのがベストです。
郵送の場合は、必ず担当者の所属部署と名前を明記します。内容物が分かるように表の左横に「履歴書在中」と記入します。裏面には差出人の住所・氏名を忘れずに書きます。
手渡しの場合、会社を訪問したら名前と要件を伝え担当者を呼んでもらいます。
担当者に挨拶をし、要件を伝え封筒を渡します。
不在の場合は、「○○様(担当者の名前)によろしくお伝えください」と言い添え渡しましょう。手渡しの場合は表書きと住所は記入しません。

美容看護師に転職するときの履歴書の志望動機の書き方

履歴書
美容看護師に転職したいと思ったのは動機は何だったのでしょうか。
高い給与や待遇の良さ、美容に興味がある、夜勤がなく残業も少なそう、自分もきれいになれそう、など人によって様々です。
しかし、このような正直すぎる内容ですと、自分の都合ばかりの志望動機になってしまいます。
美容看護師の志望動機では仕事や美容に対する熱意が重要となってきます。応募者の誰よりも仕事に対する熱意をアピールし、未経験だとしても伸びしろが感じられると思わせることが重要です。

美容看護師として働きたいクリニックの特徴を知っておく

自分が希望するクリニックの特徴を知ることも大切です。
熟練した美容外科医が多く在籍している、カウンセリングを重視している、保険診療の扱いもある、最先端の美容施術を施している、などクリニックによって特徴はさまざまです。
しっかりと自分の考えを持つためにも希望している美容クリニックの特徴を知っておきましょう。いろいろな美容クリニックの長所や短所を比較してみると分かりやすくなります。

自分の強みは何か考える

美容看護師は未経験、看護師としても臨床経験が少ないから強みなどない、と考えてしまう方もいますが、誰しも強みになることはあるので不安になることはありません。
例えば、美容への関心が高くある、患者さんへ細かい気配りや配慮ができる、美容に関するコンプレックスを経験している、大学病院などで最先端の看護技術を身につけた、など具体的に整理すれば志望動機に記載することができます。
また、短所も裏を返せば長所になります。「一つの看護がゆっくりで時間がかかる」という短所も裏を返せば「丁寧な看護をしている」という長所として捉えることができます。
改めて自分の長所や強みについて考え、希望の美容クリニックでどう活かしていけるのか考えることが大切です。

志望動機欄の記入

履歴書を記入する女性

履歴書の志望動機は200字程度にまとめる

webサイトなどで志望動機が掲載されているのものがありますが、それをそのまま書き写すのは厳禁です。
自分がなぜ美容看護師に転職を希望するのか、自分自身ではなければ書けない志望動機を記すから意味がある、と考えるようにしましょう。
履歴書の志望動機の欄は非常に狭いので履歴書には端的に述べるようにします。
狭い欄に細かい字を書いて必死に伝えようとする人もいますが、細かい字で書き詰めるよりも相手のことを思い、見やすく書くことが大切です。
志望動機の欄に丁度いい文字の大きさと文字数は200字程度なので、志望動機は200字前後で書くのがおすすめです。細かい字でたくさん書きすぎても採用側に何を伝えたいのか、分かりにくくなるので、簡潔にこのくらいの文字数に収めるのがいいです。

職務経歴書に志望動機を詳しく書く

職務経歴書も一緒に提出します。
職務経歴書はA4の用紙で2枚程度にまとめるのが一般的です。
志望動機や自己PRも多く記載できるので詳しく記載する場合はこちらに記入するようにしましょう。

クリニックの形態によっても志望動機の書き方がある

美容クリニックは大きく分けて4つの形態があり、それぞれに合った志望動機の書き方があります。
①個人美容クリニック
一番個性や特徴が出やすいクリニックです。志望動機では、ほかのクリニックと比べてどのような特徴があるか、その特徴が自分の強みに合っているかを伝えるようにします
②熟練医師の美容グループクリニック
美容の中でもさらに特化した部門を持つ医師が何人か在籍するクリニックです。熟練した技術を持つ医師のもとで自分のスキルを磨いていけるので、その部分と自分の看護経験をアピールするのが良いでしょう。
③医療系も併設されている美容クリニック
内科や外科、皮膚科など美容とは違う保険が適用されるような科が併設されているクリニックになります。このようなクリニックではメインで診療している科のことについても書きましょう。美容診療のことだけを書くとメインとなる科は興味がないのでは?と思われてしまいあまり良い印象を与えないからです。
④大手美容外科クリニック
テレビCMやネット、雑誌などで広告を展開し、分院が全国にあるようなクリニックです。多くのお客様と接し美容診療も幅広いので、接遇面のことや美容診療について勉強していきたいというような、診療に対しても前向きなことを書くと良いでしょう。

このようにクリニックごとに特徴があるので、その特徴に合わせながら志望動機を記載します。
しかし、履歴書の志望動機欄では希望する美容クリニックの特徴について把握している旨を記入し、職務経歴書ではその特徴を生かせる自分の強みや経験などを詳しく書くことは共通です。
そうすることで、志望動機が説得あるものへと仕上がるでしょう。

まとめ

他の職種でもそうですが、美容看護師に転職する場合でも履歴書は必ず書くでしょう。
その際、志望動機は重要となってきます。
希望する美容クリニックによっても違ってきますので、それに合わせて何を考えて志望動機を書かなければならないか、しっかり理解して履歴書を書きましょう。

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