看護師の中でも夜勤なしの職場ってどんなのがある?
看護師の中でも夜勤なしの職場はありますが、具体的にはどんな選択肢があるのでしょうか?
体力的にも精神的にもハードな看護師は、夜勤なしというだけでもだいぶ違いがあるでしょう。そんな職場を希望している人は結構いるのではないかと思います。
夜勤なしの勤務ができる勤務先は以下のようなものが挙げられます。
・外来のみのクリニック
・美容クリニック
・訪問看護
・デイサービス
・産業看護師
・検診センター
・保育所
・治験コーディネーター
本編ではこれらの仕事内容や年収の違いなどについてお話していきたいと思いますので、ぜひ参考にしてみて下さいね。
夜勤なしの勤務先で働くメリット・デメリットとは?
「メリット」
・生活リズムが整いやすいため体調管理がしやすい
・規則的な生活で仕事と家庭の両立ができる
「デメリット」
・業務内容や緊急時対応など難しい場面が減る分スキルアップには限界がある
・夜勤なし=パートが多く正規雇用の求人数が少ない
・給料が下がる
以下参考データを記載します。
夜勤手当の平均額
■三交替制
準夜勤…4,141円
深夜勤…5,033円
■二交替制
夜勤…11,026円
(参考:2019年 病院看護実態調査)
夜勤なしの勤務先例と詳細
以下にて各施設の詳細についてお話していきます。施設名の横に記載しているのは、平均年収になりますので、そちらも参考にご覧ください。
「外来のみのクリニック」→390万円
クリニックの場合は、勤務時間や曜日が固定されている求人も多く、急な残業もあまり発生しないため、仕事も家庭も両立させたいという人にはおすすめです。
デメリットとしては、看護師の在籍人数がさほど多くないため、一人あたりの仕事量も種類も多くなり、時には電話応対や掃除なども行わなければならない場合もあることです。
「美容クリニック」→587万円
美に対する興味関心が高く、頑張りが給料に反映されるような環境にやりがいを感じる人に向いています。
ただし、手術介助なども業務内容に含まれるので経験者が有利です。
「訪問看護」→435万円
訪問看護は、一人の患者さんをじっくりと診ることになるのでそういった環境で働きたい人にはおすすめです。
逆に言うと、一人で対応しなければならないということになるので電話でのフォローがあるとはいえ、苦手だと感じる人もいるでしょう。また、職場環境によっては担当する範囲や緊急訪問の頻度など差がありますので、事前確認が必要です。
「デイサービス」→380万円
介護に興味がある人におすすめなのが、デイサービスです。
利用者さんや介護士間での連携が必須で、自分のペースでじっくりと仕事がしたい人には向かないでしょう。
「産業看護師」→500万円
企業で働く人の健康をサポートするのが産業看護師の仕事です。
デスクワーク中心で医療処置の機会はあまり多くないため、良し悪しがあるでしょう。
「検診センター」→380万円
同じ作業を淡々とこなすことが苦ではない人におすすめです。
素早さと的確さが同時に求められるので、そのような仕事が得意な人にも向いているでしょう。
「保育所」→350万円
一箇所の保育所あたりに一人で在籍することが多い保育所の看護師は、緊急時の判断力も求められます。
小児科勤務経験がある人や子供が好きな人にはおすすめです。
「治験コーディネーター」→410万円
治験を受ける被験者のサポートをするためには、様々な場面で臨機応変の対応が求められます。
コミュニケーション力があって、パソコンスキルがある人にはおすすめです。
ただし、勤務する病院によっては治験実績の領域に偏りがある場合もあるので、将来のキャリアにも影響することも考えて応募先を決める必要があります。
いかがでしょうか?メリットもデメリットもある「夜勤なし」という働き方ですが、いずれそのようなスタイルを目指すにしろ、将来的な選択肢などを考えれば夜勤有りの職場は一度は経験しておいた方が自分のためになるはずです。
夜勤なしの職場を目指すのはだいたい看護師歴4年目以降がおすすめです。中でも美容看護師は給与面も充実していますし、やりがいもあっておすすめです。
自分に合った働き方が見つかると良いですね。