看護師の給料事情はどんな感じ？

2021.10.04給与形態

看護師の給料は一般的に充実しているイメージがありますが、実際のところはどのようになっているのでしょうか？

看護師の給料をお話していく上でまず基本的な所、平均年収はというと・・・
450～500万円程度だそうです。
女性の平均年収として見ると他職種よりも高めにあることが分かりますね。これには夜勤の有無など勤務条件によっても差が出てくるので、本編にて詳しくお話していきたいと思います。

ぜひ参考にしてみて下さいね。

看護師の給料を詳しく解説！

まずはじめに看護師の給料を色々な角度から見ていきましょう。

・平均年収「450～500万円」
・平均月収「33～35万円」※夜勤などの手当含む
・夜勤手当の平均額「一回1.1万円」
・男女比「ほぼ無し」

女性の職業別で見ると他業種よりも多く見える金額ですが、特に中堅クラスになってくると仕事量と給料のバランスに疑問を持つ人も多くなってくるのが看護師の給料面の特徴のようです・・・

例えばサラリーマンで言えば平均月収は35万円程度で、看護師とさほど差がありませんが、同等の月収をもらうためにサラリーマンは夜勤など不規則でハードな勤務が含まれないのに対して、看護師は夜勤をして手当を含めた上でこの金額をもらえるということになります。

その他の医療関係の職種と比較すると、薬剤師や診療放射線技師などスタートは一緒くらいですが、年数を追うごとに昇給面で充実している2つと比較して看護師は伸びが足りません。

以上のことから、命を預かる重大な任務を果たしているわりに看護師は給料面が充実していない傾向にあるのです。

看護師として給料アップしていくためには？

・積極的に資格を取得する（認定看護師や専門看護師など専門性を高める）
・管理職を目指す
・転職する（医療機関は多岐にわたるため給料面も様々です）

現在の給料を世間の平均と比較してみましょう

「総合病院（大学病院）」→平均年収465万円（大学病院は490万円）

・夜勤／残業／勉強会／カンファレンス／委員会／時間外呼び出しが多い
・看護業務量が多く勤務時間も長め
・重症度の高い患者が多い
・直接的看護が必要になるため精神的身体的負担も大きめで責任感も求められる

「クリニック」→平均年収390万円

・外来のみであれば夜勤がない
・閉院時間ギリギリまで受付している場合は残業が多くなりがち
・日祝休みが基本で休日呼び出しもない
・業務以外で時間をさくものがほとんどない（委員会や勉強会など）
・プライベートとの両立がしやすい
・医師の診療補助がメインの仕事であり重症度の高い患者も少ないため負担が少ない

「介護施設」→平均年収375万円

・夜勤や交替制の勤務はあるが急変のリスクなどが少ない
・残業は基本的にほぼない
・勤務時間外の業務がある場合もある（研修会や勉強会、レクやイベント企画運営など）
・看護師としての基本的な業務に集中することができる
・認知症や寝たきりの利用者を相手にするため精神的負担は大きめ
・緊急時は人命に関わる重大な判断を求められることも