看護師が就職や転職をする際に考慮すべきこととして、診療科や勤務体系のみならず「福利厚生」も挙げられるでしょう。
ただ看護師の皆さんの中にも、福利厚生という言葉は聞いたことはあっても、実際にはどのようなもで、何を基準に考慮すれば良いか分からないという方も意外と多いはず。
そこで今回は、知っておきたい病院の福利厚生についてご紹介していきます。ぜひ、参考にしていただければと思います。
目次
福利厚生とは?
看護師や医師などのスタッフに対して、病院が基本給にプラスして支給する制度やサービスの総称を福利厚生と言います。
病院で働くスタッフが よりよい環境で働けるという点だけでなく その家族の生活を支えるということも目的とされているため、福利厚生が充実しているという点は就職先を選ぶ際の大切なポイントとなります。
さらに この福利厚生は、次の2つに大きく分けられています。
法定福利厚生
法律において加入が義務付けられている社会保険のことで具体的には…
〇健康保険
〇介護保険
〇雇用保険
〇労働者災害補償保険
〇厚生年金保険
などがあります。
法定外福利厚生
法律において義務付けられていない制度やサービスのことで、各病院が独自に設定するため、内容が同じ場合でも病院によっては名称が異なる事もあります。具体的には…
●有給休暇、長期休暇
●慶弔見舞、慶弔休暇
●通勤手当
●家族手当
●住宅手当
●社員旅行、レクリエーション
●産前産後休暇、育児休業制度、短時間勤務、育児時間の取得
など様々なものがあります。
看護師も受けられる法定外福利厚生は、各病院によっても種類が異なるため、就職や転職前に比較しておきましょう。
知っておきたい 看護師の福利厚生とは?
看護師として働く場合、せっかくなら病院ならではの法定外福利厚生も利用したいものです。
・院内保育を含む託児所、保育所
・人間ドックの職員割引
・院外研究費用や認定・専門看護師の資格取得支援等のキャリアアップ支援
・病院付属図書館の利用可
・専門家に相談可能なメンタルサポート
看護師の福利厚生まとめ
看護師が就職や転職する際には、給与額だけでなく福利厚生の内容が充実しているかどうかも大切なのですね。
自分自身のライフプランや、将来的に看護師としてキャリアアップしたいと考えているのであれば、それが叶う福利厚生を取り入れている病院を選ぶようにしましょう。
また、関連記事として美容看護師の福利厚生についても掲載していますので、気になる方は そちらもチェックしてみてくださいね!