看護師の勤務時間は、夜勤の有無や病院ごとにも異なりますが、夜勤が含まれる病棟勤務の場合だと二交替制・三交替制のいずれか、もしくは両方を取り入れています。
また、看護師の勤務時間は上記のいずれかによって、メリットデメリットが異なるので、どちらが自分に合っているのかよく比較検討してから、応募先の病院を選択するようにしましょう。
本日は、看護師の勤務時間(二交替制・三交替制または両方)について、どのような違いがあるのかお話していきますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
二交替制・三交替制とは?
「二交替制」
日勤と夜勤の二種類を交互に勤務するスタイル
この場合の日勤と夜勤の勤務時間は以下のようになります。
・日勤→8:00~17:00(1時間1時間前後の休憩を含めた8時間勤務)
・夜勤→16:30~9:00.(2~3時間の休憩を含めた16時間勤務)
「三交替制」
日勤・準夜勤・深夜勤の三種類を交互に勤務するスタイル
この場合の日勤・準夜勤・深夜勤の勤務時間は以下のようになります。
・日勤→8:00~16:30
・準夜勤→16:00~24:30
・深夜勤→24:00~8:30
※この場合はそれぞれ1時間程度の休憩を含めた8時間勤務が基本となります。
二交替制・三交替制どっちが多い?
病院や病棟では、上記のいずれかの中でどれを取り入れていることが多いのでしょうか?
答えは・・・
二交替制→20.9% 三交替制→42.8% 混合→36.3%
(参考:2019年度調査結果)
また、病棟単位で見た場合だと・・・
二交替制→39.3% 三交替制→60.7%
2006年以降で見てみると二交代制を取り入れる病棟も増えてきてはいるようですが、それでも全体の比率(4対6)はあまり変わりありません。
二交替制のメリットデメリットとは?
「メリット」
・日勤夜勤の2種類のみだと生活リズムが安定しやすい
・夜勤~夜勤明けの長時間勤務を終えた翌日は休日となるため更に有給をくっつければプライベートな時間も取りやすい
「デメリット」
・夜勤の勤務時間が長時間に及ぶため身体的負担が大きく集中力の維持も難しい
・夜勤中の仮眠や休憩時間はあるものの状況によっては忙しくて十分に時間を取れずに終わることもある
三交替制のメリットデメリットとは?
「メリット」
・日勤/準夜勤/深夜勤と3つに分けることでそれぞれの勤務時間が短くなり肉体的精神的ストレスが軽減できる
「デメリット」
・シフトが複雑なため生活リズムを整えるのが難しい
・二交替制に比べて夜勤明けの休みが短く予定を立てづらい
・休みが少ない=通勤回数が多いため通勤距離が長い人にとっては負担が大きい
いかがでしょうか?看護師の勤務時間である二交替制と三交替制ではそれぞれ異なるメリットデメリットがありました。
自分の生活スタイルに合ったシフトを取り入れている職場が見つかると良いですね。