美容外科に勤務する看護師のデメリットって?
美容外科に勤務する看護師にもデメリットは存在します。
美容外科で働く美容看護師が感じるデメリットは…
①看護スキルの低下
②美容外科への転職が狭き門
③ノルマがある場合もある
④退勤時間が遅い
⑤クレームがダイレクトにくる
⑥土日祝日が休めない
⑦管理職を目指しにくい
⑧他の診療科への転職が難しい
などがあります。
早速見ていきましょう。
目次
美容外科に勤務する看護師のデメリットって?
看護スキルの低下
美容外科で使う看護師としてのスキルは、注射や点滴・採血、手術の介助、清潔不潔の区別など、かなり限られています。
そのため、急患対応や疾患の知識などの看護スキルが低下してしまうというデメリットもあります。
美容外科への転職が狭き門
美容外科大手は別ですが、小さなクリニックともなると働いている看護師も少ないため、あまり空きがないこともデメリットの一つです。
タイミングよく入職できたら、かなりラッキーです!
ノルマがある場合もある
美容外科の中には、クリニックにもよりますが、看護師に営業ノルマがある場合もあります。
「もともと営業トークが苦手…」という方にとっては大きなデメリットになるでしょう。
退勤時間が遅い
美容外科の多くは、オープン時間が9時から11時と遅めになっています。看護師の出勤時間が遅い分、退勤時間も遅くなってしまうというデメリットもあります。
クレームがダイレクトにくる
美容外科では看護師が直接、脱毛などの機械を照射します。美容外科の機械はエステの機械に比べても出力も効果も高いのですが、その反面やけどなどの肌トラブルが生じる可能性もあります。こうした実際の施術のトラブルや、接客態度に問題があると直接クレームが来ることもあります。
土日祝日が休めない
美容外科で看護師として働いていると、土日祝日に休みが取りづらいというデメリットがあります。
さらに、GWやお盆休みといった大型連休も繁忙期となりやすいため、なかなか休めないのが現状です。
家族や子供との時間を作りたい方にとっては大きなデメリットに感じるでしょう。
管理職を目指しにくい
美容外科において、医師を中心として運営しているクリニックが多いため、看護師としても管理職枠が、そもそも少ないのが現状です。人をマネジメントしたいと考えている人にとってはデメリットになるでしょう。
他の診療科への転職が難しい
デメリット①でもお伝えしましたが、美容外科で行う看護業務は限られるため一般診療における看護スキルが低下する、あるいは医療スキルが身につかない可能性が高いと言われています。
募集要項の中に、病棟の看護師採用基準で「美容外科クリニックでの勤務は臨床経験に含まない」としている求人もあります。そのため、美容外科への転職を検討しているものの、いずれはまた一般の病院で働きたいと考えている方は、しっかりと臨床経験を積んでから転職することをおすすめします。
美容外科に勤務する看護師のデメリット まとめ
美容外科で働く看護師にはデメリットもあることが分かりましたね。
①看護スキルの低下
②美容外科への転職が狭き門
③ノルマがある場合もある
④退勤時間が遅い
⑤クレームがダイレクトにくる
⑥土日祝日が休めない
⑦管理職を目指しにくい
⑧他の診療科への転職が難しい
ただ、美容外科で働く看護師には、デメリットだけではなくメリットもたくさんあります。
メリットに関する記事も掲載してありますので、併せて読んでいただき、自分にとって最適な転職活動を行うようにしましょう。