美容看護師への転職に伝える職歴は、職務経歴書を作成します。
美容看護師に転職する際に有利になるような職歴、詳細の業務内容や経験、具体的な数字や成果も分かりやすくまとめて記入しましょう。
また、社会人としての文章表現力も見られているので、読みやすいようにまとめることも重要です。
目次
職歴はどのように伝える？
職歴を伝えるためには、職務経歴書を作成します。
履歴書には書ききれない具体的な経歴やスキル、それに伴ったやる気をアピールするための資料となります。
職務経歴書を記入する際には、自分の経歴をまとめて整理しておくことが重要です。
転職回数が多い、仕事から離れていたという方は特に記憶が曖昧になっている部分もあると思います。
職歴を整理することで、面接時にもしっかりとした受け答えができるのできちんとやっておきましょう。
職務経歴書の用紙・形式
美容看護師へ転職する際に作成する職務経歴書の形式は基本的に自由です。
履歴書は決まったフォーマットがあり、一度は目にしたことがあるでしょう。
ですが、職務経歴書は基本的には“職務経験がある人”だけが作成する書類です。
ここでは美容看護師に転職する方が使いやすい「編年式」についてご紹介します。
編年式は書き方が簡単で分かりやすい形式です。これまでの職場や仕事内容、実績などを古い順に書いていきます。職務経験が少ない人や複数の業種で多様な職務を経験した人におすすめです。
その人が、どのような経験を積み重ねてきたのかが一目で伝えられるというメリットがあります。
具体的な職歴の記入の仕方
職務概要（経歴概略）
担当者が一番初めに読む部分なので、基本的な職歴とアピールしたい能力を簡単に記入します。
退職、転職理由なども端的に書き添えてもいいです。
概要は簡潔にわかりやすく記入し、重要な点をまとめて記入することが大切です。
職務経歴
今までに勤務してきた職場の規模や診療科目、配属先の詳細を記入します。
配属先でどのような業務をしていたかなども詳しく記入しましょう。
どのような業務をしていたかを詳しく書くことにより、どのような経験を積んできたかアピールできるので分かりやすく明記するのがポイントです。
具体的な成果や数字などがあればそちらも必ず記入しておきます。
また、退職理由はあえて書く必要はありませんが退職理由を記入したほうがいい場合もあります。しかし、退職理由はネガティブな内容にならないように注意しなければなりません。
記入したほうが良い例としては、結婚や出産、介護などでの退職の場合、転職回数が多い場合、派遣や契約社員で契約期間が満了した場合です。それぞれ「結婚（出産、親の介護）に伴い退職」、「キャリアアップを目指すため退職」「契約期間満了につき退職」など、経歴欄の在籍期間の下、または担当業務の最後に記入するといいでしょう。
また、健康上の理由で退職した場合「病気療養のため退職（現在は完治）」といったように、現在は支障なく働けることを記入しましょう。
取得資格
取得資格だけでなく、パソコンスキルなどPRできる資格は記入漏れがないようにします。
最近のクリニックでは電子カルテなど、パソコンを導入している医療機関が多くなってきています。
そのため、パソコンスキルがあると選考時に有利になることがあります。
日本で暮らす外国人の方も増えてきているため、語学力も立派なスキルの一つといえます。
このように、資格以外にもスキルを持っているならば、忘れずにしっかりとアピールすることが大切です。
自己PR
初めての業種に転職をするときには、どれだけの高いポテンシャルがあるかをアピールすることが重要です。
美容クリニックを訪れるのは「患者さん」ではなく「お客様」なので、コミュニケーション能力や接客力、ほかにも仕事への責任感、やる気などが伝わるようにしっかりと表現します。
加えて、なぜ今までと違う業種を目指すか、納得させられるような理由なども明記しましょう。
こんな職務経歴書はNG！
職務経歴書を作成する際に やってしまいがちなNG行動をご紹介します。
採用担当者への印象が悪くなってしまうため注意が必要です。
誤字・脱字を修正ペンやテープで直す
職務経歴書を手書きで書いた場合やパソコンで作成し印刷してから気づいたミスを修正ペンや修正テープで直すのはNGです！
また、二重線で消すのも印象が悪くなります。必ず新しい用紙に書き直すようにしましょう。
４枚以上での作成
職務経歴書はA4サイズで1～2枚というのが一般的とされています。
本当に伝えたいポイントを詳細に記載し、それ以外はシンプルにまとめるのがベター。
次のような工夫をしてみると良いでしょう。
①箇条書きにする
②見出しを立て、文字のサイズを大きくする
③大事なポイントを下線や太字で強調する
④表にする
採用担当者に、集中して最後まで読んでもらえるようにしましょう。
履歴書と同じような内容を書く
そもそも、職務経歴書は自分がこれまでに経験してきた職務の内容をしっかりと伝えるための書類です。
そのため、履歴書の内容に言葉を少し足しただけはNGです。
専門用語や業界用語を多用する
専門用語や業界用語は、他の業界の人にとっては意味が良く分からないものです。
同じ医療系での転職であれば構いませんが、他業種へ転職する際には誰にでも伝わる言葉で作成しましょう。
まとめ
職歴はキャリアやスキルをアピールできるような内容を職務経歴書に記入することで、自分をアピールするためのプレゼン資料となります。
職務経歴書は手書きでも大丈夫なのですが、パソコンで作成したほうがパソコンのスキルもアピールできるので、パソコンで作成するのがおすすめです。
自分の経歴やスキルをしっかりと相手に伝えて美容看護師への転職を成功させましょう。