美容外科の看護師の仕事内容とは?
美容外科で働く看護師の仕事内容が気になる方も多いかと思います。
美容外科の看護師の仕事内容は、
〇診察・診療のサポート
〇美容機器の操作
〇手術の介助
〇カウンセリング
など様々な業務が目白押しです。
また、悩みを抱えられてクリニックを訪れるお客様の気持ちに寄り添った細やかな接客対応も大切になってきます。
目次
美容外科の看護師の仕事内容は?
そもそも美容外科では、美意識の高いお客様に対して、瞼を二重にする二重手術やバストを大きくする豊胸手術、脂肪吸引、医療脱毛、シワや弛み改善のためのヒアルロン注射などの施術を行っています。
そのため、美容外科で働く看護師の仕事内容を見てみると、手術室におけるオペの介助や術後の処置介助、レーザー治療の施術、採血や点滴、使用済み医療器具の滅菌、洗浄など実に様々です。
また、クリニックによっては受付業務や初診時のカウンセリング、治療説明なども看護師の仕事内容に含まれることもあります。
さらに最も重要なのは、コンプレックスを抱えて美容外科を訪れるお客様に対して、どのようなご希望があるか等を聞き出すための接客対応です。
施術や料金など様々な面において不安を抱えて来院される お客様の気持ちに寄り添った細やかな対応が求められます。
【美容外科の看護師の仕事内容】勤務条件は?
給料は?
看護師全体の平均給料は、ある調査によると約36万円/月となっています。
しかし、自由診療がメインの美容外科においては看護師にも さらに高額な給料が支給されることが多くなっています。
売上げなどに応じたインセンティブが付くことが多く、夜勤や残業がなくても一般の病院の看護師よりも給与水準は高めに設定されています。
福利厚生は?
福利厚生とは、働いているスタッフや その家族に対して、企業側が賃金の他に提供する支援やサービスのことです。
経済的な支援や健康サポート等を通して、生活の充実や向上を目的としています。
一般的な福利厚生には次のようなものがあります。
〇健康保険
〇介護保険
〇雇用保険
〇労働者災害補償保険
〇厚生年金保険
など
また、各クリニックによって異なる福利厚生には次のようものがあります。
●有給休暇、長期休暇
●慶弔見舞、慶弔休暇
●通勤手当
●家族手当
●住宅手当
●社員旅行、レクリエーション
●産前産後休暇、育児休業制度、短時間勤務、育児時間の取得
●施術を格安で受けられる制度
●職員のモニター施術制度
●ダウンタイム休暇
など
1日のスケジュールは?
9時頃:出勤、オープン準備
10時頃:オープン 予約のお客様の受付対応が中心
12時~15時頃:ランチ休憩。クリニックは休まず開院していることが多いため、交代で休憩をとる
19時頃:クローズ。片付けや院内清掃を行って退勤する
※12時~21時で開院しているクリニックなど時間は様々です。
ざっくりとではありますが、美容外科の看護師はこのようなスケジュールのもと仕事をしているようです。
美容外科は一般の病院とは異なり、土日祝日やお盆や年末年始などの長期休暇が繁忙期となることが多いため、平日がお休みの事が多くなります。
ただ 夜勤は入院施設を併設している美容外科でない限り、ほとんどありません。また、休暇はシフト制ではあるものの、急患や救急外来はないため比較的希望した日に取得しやすくなっています。
美容外科で看護師として働く際の注意点
先述の、【美容外科の看護師の仕事内容】でも少し触れましたが、美容外科はクリニックではありますが、看護師には一般の病院とは異なる対応が求められます。
一般の病院においては患者さんは病気やケガを負っている人が多い一方で、美容外科を訪れる“患者さん=お客様”は治療のためではなく、より美しくなるための施術を行うために来院されます。
そのため、マナーや言葉遣いなど看護師といえども接客や接遇対応が必要となります。
また、美容外科では看護師がカウンセリングを行うこともあるため、笑顔での対応や清潔感・きちんとした身だしなみも重要になります。
お客様に、「この看護師さんに相談したい!」と思ってもらえるように様々なことに気を配る必要があります。
美容外科で看護師として働くメリット・デメリット
メリット:給与水準が高い
美容外科の看護師は、夜勤がほとんどないにもかかわらず、平均月給が35~40万円ほどが中心と言われています。中には50万円を超えるところもあるようで、給与水準の高さがわかりますね。
メリット:残業や時間外勤務がほぼ無し
美容外科では残業や時間外勤務がほとんどありません。また、完全予約制のため飛び込みでの来院もないため、定時で帰れることがほとんどです。
デメリット:これまでの看護スキルが活かせない または低下する恐れが…
美容外科の看護師は、給与も高く仕事内容も働きやすいと人気ですが、一般病棟での看護スキルを身につけたい方にとっては不向きかもしれません。また、せっかく磨いた看護スキルが活かせないだけでなく、低下してしまう恐れもあります。いずれまた一般の病院に戻りたいと考えている方には向かないでしょう。