美容皮膚科看護師に対するインセンティブ制度とは？
美容皮膚科看護師の給料にはインセンティブ制度というものが導入されている場合があります。
美容皮膚科看護師のインセンティブ制度とは、保険適用外の自由診療であるクリニックの利益アップを目的としたもので、業務の成績が給料面にも反映されるというシステムです。
具体的にはどのような仕組みなのか、具体的にお話していきたいと思います。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
美容クリニックにおけるインセンティブ制度って何？
美容クリニックは、保険適用外の自由診療の施術メニューを基本として「美」を追求する場所というのが特徴です。
この施術は医師だけでなく看護師が行う場合も多く、美容看護師が患者さんと接する時間は濃く長いものになります。
この特徴から、クリニックの売上を上げるためには美容看護師の頑張りが大事になってくるため、業績によって基本給にプラスした金額が支払われる、これがインセンティブ制度というものです。
インセンティブ制度は必ずしも全てのクリニックで取り入れているわけではなく、その内容もクリニックによって様々です。
インセンティブ制度を導入しているクリニックでは、報奨金をたくさんもらえる人とそうでない人で給料に大きな差が出るという特徴も挙げられます。
クリニックによって異なるインセンティブ制度の詳細は？
インセンティブ制度は、何を基準にして業績を判断するのかなど内容はクリニックによって様々です。
例えば、獲得患者数であったり、美容皮膚科の看護師であれば高額のドクターズコスメの販売数であったりと・・・
また、上記のような目標数をノルマとして個人やクリニック全体に設定している場合や、それ自体がない場合もあります。
「中小規模クリニック～大手クリニック」では、クリニック単位・部署単位でノルマや目標値が設定されている傾向にあり、この場合、看護師同士の摩擦を防ぐためにも個人ではなく大きな枠で設定しているといった理由があるのです。
インセンティブ制度がプラスに働き、年収が700～800万円といった高額になる看護師も中にはいるようです。
上記からも伺えるように、クリニックの規模など個々の違いは大きいがインセンティブ制度であり、どこに重きをおいて働きたいのか自分のスタイルに合ったクリニックを探すことが大切です。
個人向けorクリニック全体向けのインセンティブ制度 それぞれのメリットは？
前項でもお話しましたが、インセンティブ制度の判断基準である業績に関して、ノルマや目標数を設定しているクリニックも少なくありません。
その対象が個人であるのか、クリニック全体や部署単位であるのかによって、働く環境は結構異なるでしょう。
個人を対象にインセンティブ制度を取り入れているクリニックは、営業が得意で個人としてどんどん業績を上げていきたいと考えられる人にとってプラスです。このようなクリニックでは、業績が良い人とそうでない人で給料面に大きな差が出るのが特徴です。
一方で、個人にノルマを課してしまうと看護師間の摩擦が発生するリスクもあるあるため、チームプレーとして協力しあえるようなクリニック全体or部署単位でノルマを決めているクリニックもあります。みんなで目標達成を目指そうという一体感が生まれるため、モチベーションの高い環境で働くことができそうですね。
ただし、先程もお話した通り、自分の頑張り次第で給料アップをどんどん目指していきたいような人にとっては、それがかえってデメリットと感じる可能性もあるでしょう。
インセンティブ制度を取り入れいているクリニックの目的とは？
美容クリニックでは一般的な病院勤務の看護師とは異なり、カウンセリングなども美容看護師がメインで行っていくという特徴があります。お客様と接する時間も濃く長いのが美容看護師であり施術を獲得できるチャンスも多いため、そこに対してインセンティブ制度を取り入れているというのがクリニック側の思惑の一つと言えるでしょう。
インセンティブ制度と聞くとどうしてもプレッシャーを感じたりとネガティブなイメージを持たれがちですが、キレイになりたいという思いを抱いて訪れるお客様に対して本当におすすめしたいと思える施術を提供できれば自然と結果は付いてくるはずです。あくまで看護師として、心の底からお客様の力になりたいと思い行動することが大切ですし。そう考えるとインセンティブ制度はメリットにも思えてくるはずです。
いかがでしょうか？美容外科や美容皮膚科の看護師の給料の特徴である「インセンティブ制度」は、きつそう・・・と感じて敬遠してしまいがちな人もいるかもしれませんが、その内容はクリニックによって本当に様々だということがお分かりいただけたのではないでしょうか。インセンティブ制度の有無もクリニックによって違うので、自分のスタイルに合った勤務先を検討してみてくださいね。
