歯科看護師の仕事内容とは?

歯科看護師

歯科看護師の役割や仕事内容をご存知でしょうか。
あまりなじみのない方も多いかと思いますが、歯科看護師の仕事内容は働く場所によって異なります。
手術中心の口腔外科や大学病院では、採血・点滴、手術介助等を行い、夜勤もあります。
一方で虫歯治療中心の一般歯科クリニックでは、印象採取、バキューム類の把持等を行い、夜勤はありません。
今回は、歯科衛生士との違いについても ご説明します。

歯科看護師の役割と仕事内容

歯科看護師としての勤め先は、口腔外科を有する大学病院や総合病院、審美歯科、一般歯科クリニックなどがあります。

歯科看護師と歯科衛生士の違いとは?

歯科業務の中には看護師ではなく、歯科の国家資格を取得した歯科医師や歯科衛生士にしかできない仕事内容があります。
・歯石除去:歯垢や歯石を専用の機器で除去する業務
・歯磨き指導:正しい歯磨きの仕方を20分以上行う、歯科保健指導という業務
これらの仕事内容は、国家資格を得た歯科衛生士の独占業務であり、看護師が行うことは出来ません。

歯科看護師の役割

歯科看護師には、次のような役割があります。
“これまで培ってきた医療知識を活かし、医師と連携し 患者さんに安心・安全な歯科医療を提供する事”
一般の病院での手術経験や実務経験が豊富な看護師がいることで、手術における全身管理や衛生管理において より安全で確実な治療を行うことができます。

歯科看護師の仕事内容【手術中心の口腔外科や大学病院】

東京歯科大学
手術中心の病院においては入院を必要とされる患者さんも来院されることもあります。そのため、夜勤や当直もあります。
・歯科医師指示による採血、点滴、静脈注射
・手術のサポート
・患者さんへのアフターケア
・全身麻酔のアシスト
・バイタルサインの測定
・患者の誘導、移動サポート
・設備の準備
・印象採取
・バキューム類の把持、操作
・歯科薬剤の準備
・ブラッシング、義歯の扱い方を含む生活指導
・口腔内ケア
・急変患者への対応
など

歯科看護師の仕事内容【虫歯治療中心の一般の歯科クリニック】

歯科看護師の仕事内容
一般の歯科クリニックにおいては、看護師としての特有の仕事というよりも、歯科助手の方と同じような歯科特有の業務をすることが多くなっています。
入院を伴いような処置は行いませんので、夜勤や当直はありません。

・歯の型をとるなどの印象採取
・バキューム類の把持、操作
・歯科薬剤の準備
・患者の誘導、移動サポート
・急変患者への対応

歯科看護師 仕事内容 まとめ

歯科看護師がどのような仕事内容なのかお分かりいただけましたでしょうか。
歯科衛生士とは異なる業務を行う歯科看護師。
勤務する施設によっては、夜勤や当直もあるため、自分の理想の働き方ができる転職先を探すことをお勧めいたします。

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